夏場の炎天下で車の窓を閉め切って駐車すると、僅かな時間でもチョットしたサウナ状態になりますよね。
JAFのテストによると、車内の温度はエンジン停止から僅か15分で熱中症指数が危険レベルとなる31℃を超え、1時間後にはお風呂のお湯より熱い50℃以上になる結果が測定されています。
また「サンシェードの有無」「車体の色」「窓を数センチ開ける」などの条件によってどれぐらい温度の変化があるかもテストされていますが、まぁエアコン点けっぱなし以外はどれも40℃以上は軽く突破していきます。
サンシェードぐらいでは、ダッシュボード付近の温度しか下がっていませんよ(笑)。
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車内の温度をアッという間に下げる方法!
50℃近い高温になった車内の温度を一瞬で下げるには空気の入れ替えが最も効果があります。
日本テレビ「伊東家の食卓」で紹介された裏ワザが有名ですね。
- 助手席側の窓を開ける
- 運転席側のドアを5〜6回開け閉めする
たったコレだけで50℃近かった高温の車内が、外気温とほぼ同じになります。
放送時、この裏ワザが凄く話題になったのを今でも覚えています。
ただね、実際やってみると、後部座席は「そうでもない」なんですよ。
たしかに前部座席(言い方合ってるかな?)はドアの開け閉めによって、吸気⇒排気が行われ空気が入れ替わりますが、後部座席はそこまで効果がありませんでした。
後部座席も同じように、反対側の窓を開けて、ドアをバンバンすれば良いのですが、もはや【一瞬】ではなくなっていますよね。
そこで当時の私はもっと早く温度を下げる方法はないか考えました。
窓を開けるのではなく、対角線上のドアを開ける!
試行錯誤した結果、もっとも効果が早かったのは…
【後部座席左側のドアを開けて、運転席のドアを開け閉め】です。
つまり、開け閉めするドアの【対角線上のドア】を開けるコトで、前後左右に空気の流れを作るコトができます。
これをやると、ドアの開け閉め2〜3回で車内の空気がほぼ入れ替わります。
ワンボックスやミニバンなどの内容積が大きい車は、さすがに2〜3回では効き目が薄いので、5〜6回は覚悟して下さいね。
「2〜3回しか【一瞬】とは認めないわ!」って方は、運転席、助手席の前部ドア2箇所を開けて、バックドアを2〜3回バンバンをお試し下さい。これが一番効果アリです。
最後に(裏ワザとは関係ありませんが…)
炎天下の車中というキーワードですぐに思い浮かぶのが、小さな子供やペットが、熱中症で亡くなるニュール。
良識のある大人なら大体分かるコトじゃないでしょうか?バカな親です。バカな飼い主です。ほんとバカ。
そうなるコトを防ぐ方法は「置き去りにしない」の一択しかありません。
例えエアコンを点けっぱなしで車を離れていても、故障で冷風がでなくなったりエアコン自体が止まる可能性はゼロではありません。
チョットだけと思っても、可愛い我が子をみすみす生命の危険に晒すようなコトは、絶対ヤメておきましょう。
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