先に言っておきますが私は右でも左でもなく、そもそも政治自体にあまり興味がなかった所謂無党派層です。
ただね、今回の参議院選挙(2016年7月)でのマスメディアの報道には正直違和感を感じまくりでしたので、ちょっと記事にしておこうかと。
国政を担う衆議院選挙なのにテレビでは先の東京都知事選の話題ばかり!
東京都知事選が7/14に告示され、連日メディアを賑わしています。
小池百合子氏と自民党都議連との対立や、鳥越俊太郎氏の都政とあまり関係のない話や、増田寛也氏は岩手県知事時代のファーストクラスを利用しての海外出張などなど。
また参議院選挙の時は、前知事・舛添氏や、先出しジャンケンの小池氏の話題ばかり。
あ、櫻井パパもありましたね。
ハッキリ言って、これを全国放送の帯番組でやる必要ってあるの?と思ってしまいます。
改憲が争点だったのを選挙後に知った人も多いはず!
テレビでは全くと言っていいほど参議院選挙に関しての話題は出さず、選挙後の開票特番になると、どの局も一斉に「改憲勢力で2/3議席うかがう勢い!」って、コレどうなんですかね?
アレを見て「えぇ!?」と思った人は私の周りだけでも数名いましたよ。
そしてTwitter上で【ド正論】と話題になったのが、あのデーブ・スペクターさんのツィート。
選挙終わってから候補や政党や支援団体のことを特番で見せられてもどうしろと言うんですか?
遅いだろう!全く役に立たない。メディアが公職選挙法の改正を大優先にしないなら開票特番やめて全部アニメでいいです。オチはありませんm(__)m— デーブ・スペクター (@dave_spector) 2016年7月10日
ほんコレ。
なんだかんだ言っても、今回の参議院選挙は改憲勢力4党に対して、野党共闘でそれを阻止する構図、改憲勢力が2/3議席を取るかどうかが争点なのは明らかな選挙でした。
テレビ、新聞などの大手メディアも開票特番ではそれを見越しての構成でしたよね。
それが雌雄が決するまでは改憲についての話題は一切触れず。
しかも今回は初となる18歳以上に選挙権が与えられた国政選挙でしょ?政治に疎い若者向けに「初めての選挙〜争点となる改憲とは!?〜」のような特番が選挙前にあっても良かったと思うのですが…。
私はネットニュースやSNSでそれら(改憲が争点)を知っていましたが、Webメディアに触れない人にとっては、大手マスメディアによる一方通行の情報だけしか入ってこないのですから、そりゃ知らない人はビックリですよね。
テレビ、新聞などの大手メディアはマスメディアとしては機能していない?
【ここまで来た】NHKのニュース「今週の予定」から参議院選挙を外す!
こちらもTwitter上で拡散され話題になりましたが、現在は元ツィートが削除されています。
NHKのニュース「今週の予定」で、7/10が投開票日の参議院選挙が入っていません。
ただの放送事故なら笑って済むレベルでもないけど…コレ、多分違いますよね。
こういうのを見ると、やはり大手マスメディアは選挙の情報露出を意図的に下げているとしか思えませんよね。
するとどうなるか?
↓
【投票に行かない人が増える(投票率の低下】
↓
【組織票を持っている自公(与党)が有利】
こういうコトが如実に見えてくると、与党にとって都合の良い偏向報道がされているという疑惑が出てきます…というか贔屓目に見ても偏向報道でしょうね(笑)。
良識のある大人ならコレぐらいはすぐに分かりますが、こういうコトって政治に全く興味のない人や、二十歳そこそこの若い人には分からなかったりします。
今はググれば大抵の情報を知ることができますが、そもそも論で全く興味がない人はググらないわけで、テレビや新聞などの情報を一方的に伝える既存のマスメディアが持つ存在意義や影響力はやはりデカいです。
良い例が支持率や選挙情勢などの世論調査。
選挙中に「自民党の大勝が予想される」などと報道されれば、無党派層は「投票してもしなくても結果は同じか…」となり、結果的に年々投票率は下がっています。
また、あえて情報を出さないという今回のNHKのようなやり方も、大衆心理をコントロールする方法なのかもしれません。
まとめ
今回の参議院選挙での報道のやり方を見て、大手マスメディアは様々な利害関係から「与党批判ができない」「選挙の争点も積極的に報じない」というのは疑いようのない事実です。
偏向報道を繰り返している内は【マスゴミ】のレッテルが剥がれることはないでしょうね。
それにしてもデーブ・スペクターは少し見直した。
都知事選は東京のニュースなのにここまで連日全国で報じる事に違和感持ってる人が少ないのでは?
— デーブ・スペクター (@dave_spector) 2016年7月12日
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