どーも!これまで高額当選に縁がない89ratです。
総務省が2018年10月24日から「ほぼすべての宝くじを、インターネットで購入できるようにする」と発表しました。
ネットではロト・ナンバーズ、トトの類の宝くじは何度か購入したことがありますが、あの紙媒体の宝くじなんぞ新卒時のボーナスで年末ジャンボを3万円(100枚)購入したぐらいなもので、いまさらそれ(紙媒体のやつ)をネット購入を解禁にしても売上的にはどーなのかな?と思ったもので。
総務省がネット販売に本腰を入れた理由は!?
平成23年12月に行われた宝くじ活性化検討会(総務省)の報告書を要約すると、平成18年頃をピークに売上が右肩下がりになっているので「何か対策をしましょうよ!」というもの。
totoやBIGなどのスポーツ振興くじの売上増加

宝くじ活性化検討会報告書より抜粋
平成18年9月に1等6億円(キャリーオーバー最大10億円)というインパクト大のBIGが発売されたことで、ジャンボ宝くじはもちろんそれまで売上を伸ばしていたロトやナンバーズなどの数字選択式くじまで売上を落としています。
しかも注釈には【BIGには、BIG1000及びminiBIGは含まない。】とありますので、それらも含めるとさらに売上が上がるということになります。
BIGが売上が伸びている要因の一つは、理論上の1等の当せん確率が、ジャンボ宝くじ(1/10,000,000)やロト6(1/6,096,454)よりも高い1/4,782,969ということがあるでしょう。
確率が高く当選金も高いとなれば、そりゃBIGの方が魅力あるでしょ。
宝くじ販売についての要望

宝くじ活性化検討会報告書より抜粋
スコア1位は「売り場の営業時間延長」、2位は「購入できるコンビニの増加」、3位が「売り場の増加」、4位「自販機・通販の拡充」、5位でようやく「インターネットでの購入」となっています。
4位の「通販」というのは恐らく、ネット含めた通販で買って紙媒体のクジが送られてくるような仕組みのことなので、これらの調査結果を踏まえると、「インターネットでの購入意欲がある」というよりは【コンビニで宝くじが買える】が一番なんじゃないかと。
売り場の営業時間も24時間だし、売り場も多いし、要望の1位〜3位までを網羅できるのに…。
結局、ネット販売をしても売上は変わらないんじゃない?

https://www.toto-dream.com/
宝くじのネット購入には会員登録が必要になりますが、クレジットカード決済可能で、くじ購入100円につき1円分のポイント還元サービスも導入されています。
まぁこういうのは、totoやBIGなんかでもポイントが付きます。今やこういのは当たり前のサービスです。
ジャンボ宝くじの魅力の無さ
ジャンボ宝くじは、結果論ですが買いに行った売り場にそもそも1等当選番号のクジが入っていない場合があります。
ある地方都市の売り場では、今年もジャンボ宝くじの1等が出ませんでした!なんて事はザラ。
もうね、その地方都市にいるだけで、当選確率は0%に近いの。
これがネット販売になると、チャンスセンターなどの宝くじ売り場に分配されるクジとネット販売分は恐らく別になるはずなので、そもそも1等当選番号がネット販売分に入らない可能性も。
これが89ratが思うジャンボ宝くじの魅力の無さ。クジが外れた時にそもそも買った売り場に当りがないんじゃ…ね。
まぁココまでとは言いませんが…。
対して、数字選択式やtotoは自分で番号を選べ(BIGはクイックピックになります)、未来を予想(予測)する感覚に近いので、外れても納得できるし次回への購買意欲も個人的には下がりません。
まとめ
宝くじムラの人たちはBIGムラの攻勢に押されて、ネット販売を開始しました。
んが、根本の【クジの魅力の差】を埋めないと、どんどんBIGムラに押されるよ。ってこと。
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